単なる補助金じゃない!持続的成長へ導く戦略的投資にするには?
- サトヴィック行政書士事務所
- 6月17日
- 読了時間: 2分
支援先の企業が、【省力化投資補助金(一般型)】に採択されました!

今年の3月末に、かなり集中して事業計画書の作成を行ったので、めっちゃ嬉しい!
この補助金は、物価高・人手不足が深刻化する中、機械化・自動化などテクノロジーを駆使する省力化投資を支援し、中小企業の生産性向上・賃上げ・持続的な成長を促すことを目的としています。補助金額上限は、750万〜1億(従業員数等により異なります)

この補助金の興味深いところは、 生み出された「リソース」をどう活用するか?という点も審査の対象になっている点です。つまり、単純に設備投資して利益を上げなさい、というだけではなく、省力化で生まれた時間や労働力を、どのように事業の「新たな付加価値創出」に繋げるかが審査のポイントになっているのです。新たな付加価値創出とは、たとえば次のようなものです。
人材育成・スキルアップ研修
新規顧客開拓・サービス開発・営業活動の強化
顧客満足度向上など
以上のような、本当は経営戦略上とても重要なのに、これまで人手不足で、時間がなくて十分に注力できていなかった業務のことです。このような業務に、浮いた時間や労力などのリソースを投入し、省力化投資をきっかけに社内に好循環を生んでいく、という計画を策定する必要があるのです。
このような内容を事業計画書に落とし込むためには、経営者の方に綿密にヒアリングと対話を集中して行い、机上の空論ではない、本質的な事業構想の企画が必要です。
(参考)補助金事務局が公開している「事業計画書作成の参考ガイド」
3. 省力化投資で生まれる経営資源の活用による新たな付加価値の創出
• 省力化によって浮いたリソース(労働力や時間)をどのように活用しますか?
• 省力化することだけが目的化していませんか?
• 自社の強みが活かせる具体的な高付加価値業務とは何ですか?(例:顧客対応強化、新サービス開発、新市場進出)
• 高付加価値業務に人材を再配置する際、ケースに応じてどのような人材育成を行いますか?(例:デジタルスキル研修、専門技術習得)
• 省力化による業務削減をどう価格戦略やサービス向上に活かしますか?

補助金が単なる「お金」ではなく、企業の未来を変える「戦略投資」となるように、私たちは御社の現状を深く理解し、未来への具体的なビジョンを共につくりあげます!本質的な課題解決につながる事業計画を共に創り上げることで、貴社のサステナブルな成長を力強くサポートいたします。
次回第3回の応募締切は、2025年8月下旬(予定)です。
Comments